NBRチャレンジカー 風洞実験の様子がニュースに [モータースポーツ]
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スバルが今年も出場予定のニュルブルクリンク24hレースですが
実際のレースまで2ヵ月半となったこの時期に風洞実験のニュースが
公式HPに上がってました。
記事では、
2月21日に、STIは群馬県太田市の富士重工業本社敷地内にある風洞実験施設にて、 本年のニュルブルクリンク24時間レースに出場するSUBARU WRX STI NBR Challenge 2015車の テストを実施しました。 この施設は、ムービングベルト方式と呼ばれる走行状態の車両各部の空力性能データを 採取することができる最新鋭の風洞設備を備えております。 STIもこの設備をレースカーの開発に活用しており、これまでのNBR出場車やSUPER GT車も ここでの空力性能解析試験を受け、最終的な空力デバイスの形状などが決められてきました。 東京オートサロンで初めてお披露目されたNBR2015車は、その後ここで基礎データの採取が行われ、 その結果に対するモディファイが盛り込まれています。 このテストを経て最終的な仕様が決定され、今後のシェイクダウンテストを経てマシンは ドイツに輸送される計画となっています。 昨年の雪辱を果たすべく、本年仕様のNBR Challengeマシンは、曲がりくねったニュルブルクリンクの 北コース「ノルドシュライフェ」で必要なダウンフォースを得ながら、 コースの後半に待ち受ける長いストレートからグランプリコースの第一コーナーに至る高速セクションでは、 なるべく空気抵抗を受けない空力セットアップが必要という、ある意味矛盾する目的を両立させる テーマを掲げています。 そのためには、リヤウィングのマウント位置をレギュレーションで許される最後端に移動し、 なるべく多くのダウンフォース(CLr値がマイナスになれば下方に押し付ける力=ダウンフォースとなります)を 得たい。 それにあわせてフロントアンダースポイラーとカナード(フロントフェンダー最先端の空力的付加物)などで 発生するフロントのリフト量(CLf)を調整できるようにする。 車体の側面を流れる空気の抵抗を低減するように、フロント、リヤのフェンダー形状を工夫する。 エンジン房内を通る空気を効果的に排出することで、空気抵抗を低減したい。 これはエンジン房内の冷却にも貢献しないとならない、など課題は多岐にわたります。 これらの課題は事前にCFD(流体力学計算)解析ツールを使って様々な条件とデザインされた 付加物の形状がインプットされ、実車風洞を受ける前に産業用コンピューターで計算して 理想に近い形状を導きだします。 このツールは各部分の空力性能だけでなく、クルマ全体の空力バランスも解析してくれます。 これらを駆使して設計された空力デバイスに形を与え、それを実車に架装したのちに実施するのが この風洞テストということになります。 しかし、ここで計測される性能データは万能というわけではなく、やはり実走してみないと最終的で 微細なセティングは決められません。 この日のテストも朝早くから様々なデバイスの装着組み合わせの空力性能を計測していました。 空気という見えない要素を相手に理想の形を決めていくのは、非常に難しく繊細な作業です。 そして、CFD解析ツールを駆使し、風洞実験でそれを検証して実車に織り込んでいくのはあくまでも 「人間」です。扱うエンジニアの経験値の豊富さと「センス」が必要となります。 このような試験による検討の結果、今年のNBR車のボディ形状は、昨年のものから変化しています。 これによって、マシンがどれだけ速くなり、そして燃費に貢献するか、 今年のレースでの結果が待たれます。
とまあこんな記事なのですが、
リアウイングの位置が去年の車よりかなり後方に下げられてます。
ウイング翼面で発生した下向きの力を支柱を通して車体に伝えるわけですが、
ウイングと作用点である車体の距離がかなりあるので下向きの力も
大きくなって伝えられそうなデザインです。
記事の感じでは、後ろのダウンフォース基準で、前タイヤに働くダウンフォースは
フロントのリップスポイラーやカナードの有無や形状で調整して、前後のダウンフォースを
調整する感じなんでしょうね。
今回使った風洞実験場はS-GT車両も試験するそうですが、
この前のオートサロンに出てたGT300仕様のBRZの各部のエッジの処理が
今回のNBR24h仕様のWRXと似てるのは、解析に使うソフトや風洞実験場が
同じなのと関係ある?
と、素人ながら思ってしまいました。
今までのNBR24h仕様のWRXは、市販車に近いデザインに実際にSTIパーツとして
販売されるパーツの試験場としての性格もあったと思いますが、さすがに去年の
敗戦がこたえたのでしょうか(^^;
このクルマ外観を見る限りいままでとは違う感じでレースカーというより
レーシングカーになっちゃいましたと言うことで、今年のNBR24hは期待大です!!
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スバルが今年も出場予定のニュルブルクリンク24hレースですが
実際のレースまで2ヵ月半となったこの時期に風洞実験のニュースが
公式HPに上がってました。
記事では、
2月21日に、STIは群馬県太田市の富士重工業本社敷地内にある風洞実験施設にて、 本年のニュルブルクリンク24時間レースに出場するSUBARU WRX STI NBR Challenge 2015車の テストを実施しました。 この施設は、ムービングベルト方式と呼ばれる走行状態の車両各部の空力性能データを 採取することができる最新鋭の風洞設備を備えております。 STIもこの設備をレースカーの開発に活用しており、これまでのNBR出場車やSUPER GT車も ここでの空力性能解析試験を受け、最終的な空力デバイスの形状などが決められてきました。 東京オートサロンで初めてお披露目されたNBR2015車は、その後ここで基礎データの採取が行われ、 その結果に対するモディファイが盛り込まれています。 このテストを経て最終的な仕様が決定され、今後のシェイクダウンテストを経てマシンは ドイツに輸送される計画となっています。 昨年の雪辱を果たすべく、本年仕様のNBR Challengeマシンは、曲がりくねったニュルブルクリンクの 北コース「ノルドシュライフェ」で必要なダウンフォースを得ながら、 コースの後半に待ち受ける長いストレートからグランプリコースの第一コーナーに至る高速セクションでは、 なるべく空気抵抗を受けない空力セットアップが必要という、ある意味矛盾する目的を両立させる テーマを掲げています。 そのためには、リヤウィングのマウント位置をレギュレーションで許される最後端に移動し、 なるべく多くのダウンフォース(CLr値がマイナスになれば下方に押し付ける力=ダウンフォースとなります)を 得たい。 それにあわせてフロントアンダースポイラーとカナード(フロントフェンダー最先端の空力的付加物)などで 発生するフロントのリフト量(CLf)を調整できるようにする。 車体の側面を流れる空気の抵抗を低減するように、フロント、リヤのフェンダー形状を工夫する。 エンジン房内を通る空気を効果的に排出することで、空気抵抗を低減したい。 これはエンジン房内の冷却にも貢献しないとならない、など課題は多岐にわたります。 これらの課題は事前にCFD(流体力学計算)解析ツールを使って様々な条件とデザインされた 付加物の形状がインプットされ、実車風洞を受ける前に産業用コンピューターで計算して 理想に近い形状を導きだします。 このツールは各部分の空力性能だけでなく、クルマ全体の空力バランスも解析してくれます。 これらを駆使して設計された空力デバイスに形を与え、それを実車に架装したのちに実施するのが この風洞テストということになります。 しかし、ここで計測される性能データは万能というわけではなく、やはり実走してみないと最終的で 微細なセティングは決められません。 この日のテストも朝早くから様々なデバイスの装着組み合わせの空力性能を計測していました。 空気という見えない要素を相手に理想の形を決めていくのは、非常に難しく繊細な作業です。 そして、CFD解析ツールを駆使し、風洞実験でそれを検証して実車に織り込んでいくのはあくまでも 「人間」です。扱うエンジニアの経験値の豊富さと「センス」が必要となります。 このような試験による検討の結果、今年のNBR車のボディ形状は、昨年のものから変化しています。 これによって、マシンがどれだけ速くなり、そして燃費に貢献するか、 今年のレースでの結果が待たれます。
とまあこんな記事なのですが、
リアウイングの位置が去年の車よりかなり後方に下げられてます。
ウイング翼面で発生した下向きの力を支柱を通して車体に伝えるわけですが、
ウイングと作用点である車体の距離がかなりあるので下向きの力も
大きくなって伝えられそうなデザインです。
記事の感じでは、後ろのダウンフォース基準で、前タイヤに働くダウンフォースは
フロントのリップスポイラーやカナードの有無や形状で調整して、前後のダウンフォースを
調整する感じなんでしょうね。
今回使った風洞実験場はS-GT車両も試験するそうですが、
この前のオートサロンに出てたGT300仕様のBRZの各部のエッジの処理が
今回のNBR24h仕様のWRXと似てるのは、解析に使うソフトや風洞実験場が
同じなのと関係ある?
と、素人ながら思ってしまいました。
今までのNBR24h仕様のWRXは、市販車に近いデザインに実際にSTIパーツとして
販売されるパーツの試験場としての性格もあったと思いますが、さすがに去年の
敗戦がこたえたのでしょうか(^^;
このクルマ外観を見る限りいままでとは違う感じでレースカーというより
レーシングカーになっちゃいましたと言うことで、今年のNBR24hは期待大です!!
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